家相=吉凶=適・不適?
世間一般では、家相=吉凶というイメージが強いと思います。
勿論、我が家もそうでした。
しかし、実際に暮らし始めて思ったのは、家相とは単に吉凶を示すものではなく、先人の知識や経験に基づく快適な住まいづくりの指南書のようなものだったのかな?ということです。
見方を変えると「吉=適」「凶=不適」といった具合です。
家相の根拠?
- 家の形は長方形が吉
凹凸(張り欠け)が少ない方が構造的に安定する。
外壁面積が少ないほど外気の影響を受けにくく、建築コストも抑えられる。
- 中庭は凶
中庭を作ると、家の内外から外気の影響を受けてしまう。
また、中庭は陽当たりや排水対策をしっかり講じないと湿気が籠り易いため、カビやコケの温床となり、家屋の劣化を早めるおそれがある。
- 北東(鬼門)のキッチンは凶
日が当たらず暗くなりがちで調理時に手元が見えづらい。
冬は寒い上に湿気が籠りやすいので、傷病や衛生面に配意する必要がある。
- 南西(裏鬼門)のキッチンは凶
強い西日を受けて室温が上がりやすく、食物の傷みが早くなる。
- 北や北東の浴室は凶
冬は特に冷える方角であり、ヒートショックが懸念される。
- 東方の子供部屋は吉
朝日を浴びて心身共に健やかな成長を促す。
- 西方の寝室は吉
陽が沈む西方は自然と体がリラックスできる。
- 家の中心に階段は凶
足元が暗くなるため、階段を踏み外す危険性が高まる。
等々…
日本に適した家造り
家相とは日本独自に発展した考え方で、陰陽道も影響したと言われています。
個人的には、家相=日本の気候風土に合った家造りを提唱してくれるものだと考えています。
家相が整った家は心身に安定をもたらし、結果として運気が上向いていくように感じるのだと思います。
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