はじめに
人気の間取りの一つであるシューズクローク。
靴が整然と並ぶ様は、ある種のインテリアのようです。
しかし、一見魅力的なシューズクロークでも、お手入れのことまできちんと考慮しないと思わぬ面倒な住宅設備になりかねないと思っています。
そこで今回は、シューズクロークに潜む問題点について取り上げていきます。
シューズクロークの問題点
並ぶのは綺麗な靴ばかりではない
外出時に一番汚れるのは靴です。
複数の靴を履き分けていても、月日が経てば汚れや劣化は蓄積されていきます。
特に子供用の靴は常時汚れているのが当たり前です。
靴の臭いが充満する
密閉された靴箱を開けると分かるように、靴は結構な臭いを放ちます。
消臭スプレーや芳香剤でも完全に臭いを消したり誤魔化し切れるものではありません。
見た目は綺麗でも、臭いが立ち込める玄関では意味がありません。
芳香剤を置き並べるとシューズクロークの美観までも損ねてしまいそうです。
土埃が舞う
靴底に付着した砂や土は徐々に棚上に堆積し、やがて乾燥します。
すると、室内に入り込んだ風がこれらを空気中に巻き上げるようになります。
目に見えない砂塵や土埃を知らず知らずの内に吸い込んでいそうで衛生面に不安を感じます。
履かない靴や棚にホコリが積もる
季節物の靴や特定の環境下でしか履かない靴があります。
気が付けば暫く履いていないスニーカー等もあるでしょう。
履かない期間が長引くほど靴の表面に埃が溜まっていきます。
棚の上にも埃は積もりますから、高段になるほど清掃に労力を要します。
我が家の場合
我が家では靴棚に折れ戸を設け、シューズクローゼットにしました。
これにより季節物の靴に埃が積もることはありません。
多少汚れの目立つ靴でも気にせず収納できます。
メイン玄関もファミリー玄関も見た目をスッキリさせることができます。
空いたスペースには工具、殺虫剤、金魚の飼育道具、古新聞等を収納しています。
ただ、棚を白色にしたのは失敗だったかもしれません。
やはり泥汚れが目立ちます。
まとめ
綺麗好きな方には棚がオープンなシューズクロークでもお勧めできると思います。
しかし、靴を一足一足持ち上げて、尚且つ高さのある棚まで掃除するとなると結構な労力を要します。
「意外と面倒な設備だったな」と後悔することがないよう、お手入れも考慮した上で検討することをお勧めします。
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