ローコストで犠牲になる性能・設備等

費用

ローコスト住宅は、多くの消費者にとって魅力的な選択肢の一つです。

しかし、消費者志向がローコストに傾くほど、住宅性能や設備が犠牲になることが懸念されます。

そこで今回は、我が家がHMを巡る過程で見聞きした、ローコスト住宅にまつわる良からぬ風評や注意点について紹介したいと思います。

この記事を読めば、ローコスト住宅を建てる際に確認すべきポイントの一端がお分かり頂けると思います。

ローコストで犠牲になる性能・設備等

間取りや外観の自由度が低い

建築コスト抑制のため「規格型住宅」を採用している場合があります。

某ローコストHMでは「間取りを一部を変更するだけでも1箇所10万円~の追加費用が発生します」と言われました。

間取り等に拘りがある方は、自由設計が可能なHMを探した方が良いと思います。

耐震性が低い

某ローコストHMの営業担当者から聞いたお話です。

“超”ローコストで有名なHMの家について、「熊本地震クラスに1回は耐えられても2回目は耐え切れないと業界内では言われています。確かに本体価格は安いのですが、耐震性は最低限の基準を満たす程度だと思われます」と言っていました。

断熱材が薄い

某ローコストHMの設計担当者から聞いたお話です。

知人が超ローコスト住宅を建てたと言うので、今後の参考に構造を見せてもらったところ、目を疑うような薄さの断熱材が入っていたそうです。

水道管が細い

建設予定地の旧建物で使用していた口径が細い水道管をそのまま流用された事例があるそうです。

水道管が細いと十分な給水量が得られず、シャワーや2階水回りの水圧が弱まるおそれがあります。

住宅設備が見劣りする

洗面化粧台等のグレードが低く、スタイリッシュ性に欠けたり、満足いく使い勝手が得られない場合があります。

オプションが高い

“A社では標準仕様だけどB社ではオプション扱い”という場合があります。

そして、オプション価格が割高になる傾向もあります。

ローコスト住宅を本当に安く建てたいのならば、できるだけ標準仕様で済ませて、オプションを少なくすることをお勧めします。

まとめ

ローコスト住宅は、様々な企業努力や商品開発の上に成り立っています。

結局、消費者が一番重視するポイントは「価格」です。

HMはそのニーズに応える商品を提供しているに過ぎません。

とは言え、決してローコスト住宅が悪いと言っているわけではありません。

実際、我が家はローコストHMで注文住宅を建てており、今のところ大きな不具合もなく概ね快適に暮らせています。

良くも悪くも、最終的に判断して契約を結ぶのは施主自身です。

自分が求める質と価格のバランスをよく吟味することが重要だと思います。

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