「梁の見せ方(魅せ方)」は大きく2通り
梁の見せ方は大きく2通りに分かれます。
詳細は別記事にて解説しておりますのでご参照下さい。
「梁の見せ方(魅せ方)」の検討
梁を空中に橋渡しする場合
これは、我が家の設計段階で作成してもらったパース図です。
3本の梁がLDKを横断する形で壁から壁に橋渡しされています。
まずメリットとして、
- 梁の存在感が強調され、意匠性が増す。
- 室内に立体感が生まれる。
ことが挙げられます。
次にデメリットとして、
- 梁が天井の様な役割を果たし、勾配天井の開放感が損なわれる。
- 梁の上にホコリが溜まり、掃除が面倒になる
- 高窓からの日差しや照明により、梁の下に影ができやすい。
- 梁にスポットライト等の照明や配線を多数設置する必要性が生じる。
などが考えられます。
梁を天井に這わせる場合
3本の梁がLDKを縦断する形で天井の勾配に沿って延びています。
まずメリットとして、
- 天井の高さや奥行きを強調し、開放感が増す。
- 梁にホコリが溜まらない。
- 梁の影を心配する必要が無いので、照明計画の自由度が増す。
などが挙げられます。
デメリットとしては、
- 天井を見上げないと梁が視界に入りづらい。
- 梁の存在感が弱まる。
- 「梁見せ天井」としての意匠性に物足りなさを感じる。
などが考えられます。
我が家が選んだ「梁の見せ方(魅せ方)」
↑の画像は、我が家の勾配&梁見せ天井です。
梁は天井に這わせる形式を採用しました。
「梁らしさ」と「意匠性」を優先するのであれば、別案の方が良かったです。
しかし、最終的には照明計画やメンテナンス性を考慮して判断しました。
「梁見せ天井」の検討で大切なこと
「梁の見せ方(魅せ方)」は、最終的には施主の好みに左右されます。
正しい答えは無いと思います。
もし採用を検討するのであれば
- 内観のパース図を作ってもらう。
- 照明計画と並行して考える。
ことをお勧めします。
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