はじめに
同じ型式の洗面台でも「サイズ違い」が存在します。
ここで言うサイズとは「本体間口(横幅)」を意味します。
例えば我が家では、同型で90㎝タイプと75㎝タイプを採用しています。
勿論、サイズが小さければ本体価格は下がります。
しかし、横幅が狭くなる分、使い勝手が窮屈になります。
洗面所の広さは気にしても、洗面台の大きさまで気にする方は少ないと思います。
そこで今回は我が家を実例に15㎝差によって生じる使用感の違いを紹介します。
サイズ感の違い
我が家の洗面台は、タカラスタンダードのERICIO(エリシオ)です。
まずは90㎝タイプです。
次に75㎝タイプです。
外観は、ほぼ同じです。
どちらも収納付き三面鏡(ミラーキャビネット)が設置されています。(画像は75㎝タイプ)
洗面ボールの大きさ(奥行47㎝、横幅55㎝、深さ15㎝)は同じです。(画像は75㎝タイプ)
90㎝と75㎝の違いは、
- カウンター(ボール両脇のスペース)の横幅
- 三面鏡の横幅
- 引き出し収納の広さ
だけです。
大きさの比較
カウンター上に同じ物を置いてみました。
まずは90㎝サイズ。
カウンターの横幅は、左右とも18㎝です。
次に75㎝サイズ。
カウンターの横幅は、左側が5㎝、右側が16㎝です。
実際にカウンターとして使えるのは右側だけになってしまいます。
サイズ違いから生じるデメリット
空間的なゆとり
手を洗う、顔を洗う、歯を磨くという基本的な用途に問題はありません。
しかし、洗面台の前に立った時の空間的なゆとりが違います。
75㎝サイズは、やや窮屈に感じます。
洗面台の両脇に壁や仕切りがあるとより圧迫感を感じます。
キャビネット内の収納力にも手狭さを感じます。
15㎝の違いは意外と大きいです。
ですが、2階トイレの脇などサブ的な使い方をするのであれば、このサイズで十分です。
物の置き場所
カウンターに置く物がハンドソープだけなら見た目はゴチャゴチャしません。
しかし、小さい子供はミラーキャビネットまで手が届きにくいため、歯ブラシやコップ等はカウンター上に置きがちです。
水撥ね問題
個人的に一番のデメリットと感じるのは水撥ねです。
横幅が狭まる程、外側に水が撥ねやすくなります。
大人もそうですが、特に子供は何をするにしても水をよく撥ねさせます。
洗面台脇の隙間に水が垂れるとカビや染みの原因となり、壁紙の劣化を早めます。
対策としては、
- 洗面台と壁の隙間をコーキングで塞ぐ。
- 水に強い壁紙を採用する。
- 底が深い洗面ボールを選択する。
が挙げられます。
なお、このような水撥ね対策はサイズに関わらず必要だと思います。
HMの標準仕様をチェック!
どこのHMでも洗面台を1箇所は備え付けてくれると思います。
ですが、各HMで採用している「標準サイズ」はよく確認して下さい。
特にローコスト系では75㎝サイズが標準仕様である場合が多いです。
いざ設置された洗面台を見て「あれっ、何か小さくない?」と戸惑うことがないよう気を付けましょう。
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