玄関をより開放的に感じさせる方法

天井(勾配天井・見せ梁)

天井の高さを上げる

結論から言いますと、「天井の高さを上げる」です。

空間を横に拡げるのではなく、縦に拡げるという発想です。

同じ面積のLDKでも、勾配天井にすると広く開放的に感じるのと同じです。

我が家は、玄関ホールの天井を10㎝上げています。

居宅内の天井高は240㎝

三和土と框の高低差は15㎝

つまり、玄関に足を踏み入れた時点で天井高は265㎝になります。

効果の程は…?

定期点検の際、営業担当の方が

〇〇さんの玄関は他の家より広く感じるなと思ったのですが、そういえば玄関ホールの天井を上げたんですよね。

と言っていました。

たった10㎝の違いですが、玄関ホールに入った時に、確かに頭上がスッと抜ける感覚がします。

視覚的には天井が一段高くなりますが、意識しないと気付かないかもしれません。

どちらかと言えば「感覚的に捉える」という表現が適切だと思います。

施工上の留意点

玄関の間取り

「玄関ホールと廊下が一直線に繋がっている間取り」だと、廊下も含めて天井高を合わせる必要があるため、費用が膨らんでしまうおそれがあります。

しかし、「玄関ホールが独立した間取り」ならば面積は限られるので、大きな負担増にはならないと思います。

下がり壁

ファミリー玄関のように玄関を二つに分ける場合、下がり壁(垂れ壁)を設けると空間の一体感に欠け、効果が薄れてしまいます。

扉やロールスクリーンを設けないのであれば、下がり壁は除いた方が良いと思います。

まとめ

広く開放的な玄関は憧れの一つです。

しかし、現実的には玄関に割ける面積は限られているのが実情だと思います。

どちらかと言えば、玄関スペースは必要最小限に抑え、余剰分を居室に回すという考え方が一般的でしょう。

しかし、「玄関は家の顔」と言います。

予算に余裕があれば、プチ贅沢で試してみては如何でしょうか?

ちなみに我が家では「これくらいの面積なら構いませんよ。」とオプション扱いにせずに施工してもらえました♪

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